シリンダーのトラブルとは

鍵というものは、外部から中にある財産や情報など大切なものを守るために使うものとして、普段から通称として使用、呼称されています。しかし私たちが持ち歩いているのも鍵、扉に取り付けられているのも鍵と認識されており、明確な区別はされていません。
厳密には持ち歩いている方を鍵、取り付けられている方を錠といい、二つを合わして錠前というのが正式な呼び方です。
錠の方はシリンダーとも呼ばれ、トラブルが起こると鍵がささりにくくなったり、しっかりと扉がしまらなくなったりと、鍵の動作不良や扉の不具合の原因となります。
最も多い原因として考えられることが、鍵穴からの異物混入によるものでしょう。
異物にも色々あります。ゴミ、ホコリなど鍵のブレード部分に付着したものが開錠動作のため差し込んだ鍵から入り込む、いたずらで鍵穴にボンド、枯草、泥や土などを詰められてしまうなどです。

ホコリやゴミなどによる鍵の故障は日々のメンテナンスによってある程度回避することができます。鍵穴にシリンダー専用の潤滑剤を注入したり、エアダスター、掃除機などで中のゴミを取り除くことをこまめに行っておくとよいでしょう。
注意しなければならない事が、潤滑剤は鍵用のものを使用しないといけないという事です。
機械油やサラダオイルを使用すると、油が中のゴミを固定してしまい、余計にトラブルを起こす原因となります。